ポーカーのマナー

自分の手札の情報を口に出さない

自分の手札の情報を口に出す行為は他のプレイヤーのハンドリーディング(手札の読み)の手助けをしてしまう恐れがあるので、フォールド(勝負を降りる)した後に「●●を持っていたのに」や「●●を持っているならコールしたほうが良い」等のアドバイスは、たとえ家族や友達同士であっても禁止となっています。

ストリングベット

ストリングベットとは、チップを複数回に分けてベットする事を言います。

例えば$500 ベットしたい場合に$ 100 チップ 5 枚を 2 枚($ 200 )と 3 枚($ 300 )に分けてベットすると、最初に出した$ 200 だけが認められてしまいます。ベットをする場合は複数回に分けず1 アクション( 1 回で$ 500 をベット)で行う事、もしくは発声 コールやレイズ等 して アクションや ベット額を明示することでストリングベットと取られる事を未然に防ぐことができます。

Show one, Show all の原則

これはポーカーにおけるマナーのようなもので、手札を ”Show one”= 誰か1人にでも見せた場合、”Show all ”=全員に見せなければならないというものです。

例えば「弱い手札だったから勝負せずにおりたけれど、終わってみればフラッシュが揃ってた」みたいな状況の時や、「ハッタリで勝てた時」には誰かに見せて話したくなったりすると思います。しかし、一部のプレイヤーだけにこっそりでも見せてしまった場合には、全員に見せなければなりません。

このマナーが採用されているカジノ場が多く、初心者相手に最初から説明されないこともあるので気をつけましょう。

スタック(持ち点)の置き方

ポーカーをプレーする上で、他のプレイヤーが何点チップを持っているのかというのは判断に影響を及ぼすとても重要な情報です。

そのプレイヤーが持っている点数によって、次のプレイヤーのアクションが変わってくる場合もあります。そのため、高額チップは前に置く、もしくは上に置くなどして誰からでも、どの角度からでも見えるようにしましょう。

発声優先

ポーカーでは世界共通のルールとして“発声優先”というルールがあります。

例えば、$2-$5でゲームを進行している時$25にレイズをしたいと思い$25チップを1枚、発声せずに置いてしまうとコール扱いになってしまいます。

このように、発声をせずにアクションをすると自分の意志とは違うアクションになってしまう事があるため「レイズ」や「$25」というように発声をしてからアクションを行うようにしましょう。

プレー中のスマホ操作について

自分がハンドを持っている時(自分がゲームに参加している時)にスマートフォンを操作する事は禁止されています。
そのため、ハンドを配られてからフォールドするまではスマートフォン等の電子機器は操作しないようにしましょう。

スローロール

スローロールとは、必要以上に自分の手札をゆっくり開くことを言います。

例えば、リバーでショーダウンになった際自分の方が強いハンドを持っているのに勿体ぶってカードをめくる。
これをされて嫌な気分にならない人はいないですよね?

特に海外では相手を侮辱する行為だとされているため、ショーダウンの際に自分のハンドの方が強ければ速やかにハンドをオープンするようにしましょう。

カードの扱いについて

ポーカーでは、自分のハンドは自分で守らなければならないというルールがあります。
そのため、ハンドが配られたら他のプレイヤーに見られる事がないよう注意しましょう。

また、カードをプロテクトしたいあまり高く積まれたチップや手でカードを隠してしまうのもルール違反です。なぜなら、カードがディーラーや他のプレイヤーから見えないとそのゲームに参加しているのか、フォールドしたのかが分からず順番を飛ばされてしまう等のトラブルになりかねません。そのため、ハンドをチェックする時以外は全員から見える位置に置くようにしましょう。

最後に、自分のカードをテーブル外に出すこともルール違反です。
カードのすり替えを防ぐためにもカードは常にテーブルの上で扱うようにしましょう。

ディーラーへのマナー

ポーカーをプレーする上では、ディーラーへのマナーも重要になってきます。

カードやチップをかっこよく投げようとしてボードに当たってしまったり、チップラックやポットにチップが入ってしまったり、トラブルの元になってしまうような行動はやめましょう。また、「良いハンドが来ないから相性が悪い」「このディーラーはバッドビートが起きやすい」など根拠のない発言もマナー違反です。

プレイヤーやディーラー誰かが不快になるような言動はしないようにしましょう。

まとめ

ポーカーは相手に思いやりを持って楽しくプレーをするのが基本です。
相手を不快にさせることがないよう、マナーを守って正しく楽しくプレーしましょう。