テキサスホールデムポーカーのゲーム進行
始まる前の準備
まずはディーラーボタン(BTN)の位置を決めます。
ボタンとは最後に順番が回ってくるポジションのことで、
他のプレイヤーのアクションを見てから自分のアクションを行えるため、最も良いポジションとされています。
ボタンの位置が決まったら、続いてブラインドを払います。
ブラインドとはそのテーブルで支払わなければならない強制参加費のことで、
ボタンの左側に座っているスモールブラインド(SB)とスモールブラインドの左側に座っているビックブラインド(BB)の人が払います。
以下の図では25-50でゲームを進行していきます。
プリフロップ
まずは各プレイヤーに2枚の手札(スターティングハンド)が配られます。
スターティングハンドは自分だけが確認して、最後まで誰にも見せてはいけません。
この最初の2枚のカードを配り終わった段階で行われる、1回目のベッティングラウンドのことをプリフロップと言います。
プリフロップでは、最初の2枚のカードを見てゲームに参加するかどうかの判断を行い
BBの左隣の人から時計回りにアクションを進めていきます。
ポーカーでは、先にアクションをするポジションのことをアリーポジション(EP)と言います。
EP2のPlayer.9はUTGと同じくコール。
Player.10ができるアクションはUTGと同様、
- フォールド
- コール
- レイズ
です。
今回、EP3のPlayer.10はゲームを降りるフォールドを選択しました。
Player.7(BB)まで賭け金が上がることなく、コールまたはフォールドで順番が回ってきました。
Player.7ができるアクションは以下の通りです。
- チェック
- レイズ
※フォールド出来ない訳ではありませんが、すでに賭け金を払っているためゲームから降りるという選択はあまりおすすめしません。
チェックが出来る時はフォールドではなくチェックを選択するのが一般的です。
今回、Player.7はすでにブラインドである50ドルを支払っているため
そのまま賭け金を上げずにゲームを進行するチェックを選択しました。
1回目のラウンドは、場の賭け金が50ドルで揃ったのでこれで終了となり、次のラウンドに進みます。
フロップ
1回目のラウンド(プリフロップ)が終わると賭け金は中央に集められ、場に共有のカードが3枚開かれます。
この中央に集められた賭け金をポットと呼び、参加しているプレイヤーはこの賭け金を取り合います。
また、場に開かれる共有のカードをコミュニティーカードと呼び、最終的には5枚開かれますが、
最初の3枚が開かれた後に行われる2回目のベッティングラウンドのことをフロップといいます。
フロップではボタンの左隣の人からアクションが始まります。
Player.6が出来るアクションは以下の通りです。
- チェック
- ベット
Player.6はベットせずに次の人に順番を回すチェックを選択しました。
Player.6(SB)から時計回りにアクションが進んだ結果、全員がチェックを選択しました。
この誰もベットせずチェックでラウンドが終了することを「チェックアラウンド」と言い、
ディーラーの発声とともに次のラウンドに進みます。
ターン
2回目のラウンド(フロップ)が終わると、コミュニティーカードがもう1枚開かれます。
この4枚目のコミュニティーカードが開かれた後に行う、3回目のベッティングラウンドのことをターンといいます。
フロップ同様、ターンでもアクションはBTNの左隣の人から順番に行われます。
Player.6が出来るアクションは以下の通りです。
- チェック
- ベット
Player.6は最初に賭け金を提示するベットを選択しました。
先にベットされている時、それ以降のプレイヤーが出来るアクションは
- コール
- フォールド
- レイズ
ですので、Player.5,8,9はこれまでの賭け金を諦めてゲームから降りるフォールドを選択しました。
残りのPlayer.1,3,7はSBが提示した金額と同額を賭けるコールを選択。
ここで、場の賭け金が揃ったので最後のラウンドに進みます。
リバー
3回目のラウンド(ターン)が終わると、最後のコミュニティーカードが開かれます。
この5枚目のコミュニティーカードが開かれた後に行う、4回目のベッティングラウンドのことをリバーといいます。
ターン同様、最初にアクションをするPlayer.6(SB)はベットを選択しPlayer.7(BB)はフォールドしました。
Player.6(SB)のベットに対しPlayer.7(BB)がフォールドしたところで、
Player.1はベット金額を吊り上げるレイズを選択しました。
また、Player.3はPlayer.1のレイズに対し更に賭け金を吊り上げています。
このレイズに対し、さらにレイズをすることをリレイズと言います。
Player.3のリレイズに対し、Player.6とPlayer.1がコールをしたところで賭け金が揃ったので
最後のベッティングラウンドが終了し、いよいよショーダウンとなります。
ショーダウン
では、いよいよ手札のオープンです。
それぞれのプレイヤーが自身のスターティングハンドを公開して、
一番強い役を持っているプレイヤーがポットを獲得できます。
Player.3 | K♡ J♡ 9♡ 6♡ 5♡ | フラッシュ |
Player.6 | J◇ J♡ 9♡ 9♠ 8♣ | ツーペア |
Player.1 | J♡ 10♣ 9♡ 8♣ 7♠ | ストレート |
今回はフラッシュを完成させたPlayer.3の勝利となり、
ポットを全て獲得することができます。
ここまでが一連の流れとなり、ボタンを左隣の人に動かしたらまた次のゲームが始まります。
あとはこれを繰り返すだけ!
ルールを覚えて楽しくポーカーをプレイしていきましょう!